療育っ子のオリンピック観戦
オリンピックが開幕しましたね。
コロナ禍での開催、無観客での開催。
正直、応援熱が冷めてしまっていましたが、
いざ始まってみれば、選手の皆さんのアツい戦いっぷりに、やっぱり応援したくなります。
テレビでスポーツ観戦なんて、我が家ではあまり日常的ではありません。
療育っ子にとってみれば、
日中にスポーツ中継のテレビがついていることは、とても珍しいこと。
さらに、色んな国の選手が登場するので、
「国」とか「日本」とか、そういった漠然としたものを捉えるのが苦手な療育っ子には、とても新鮮に映るようです。
日本以外の外国はどこも「英語」という国?だと思っていたり、外国の方は「英語の人」という認識。
わたしにしてみれば、
そんな娘の認識を目の当たりにすることの方が新鮮です。
そして極めつけにわたしのツボに入った出来事がありました。
それはバレーボールの試合を見ていた時のことです。
お馴染みの
「ニッポン チャチャチャ」のあの応援。
テレビで聞いて覚えたのか、たどたどしい口調で
「ニッポン チャチャチャ」
って応援していたんです。
でもそのうち、
「ニッポン チャチャチャ」
「サンボン チャチャチャ」
「ヨンホン チャチャチャ」
に変身し、
さらによく聞いてみると、
「ニッポン」ではなく、
「イッポン」
と言っていることが判明!
ちょっと1人でツボってしまいました。
療育っ子にとってみれば、
ここが日本であることや、日本のことを「ニッポン」と呼ぶこともなど、普段はあまり接するものではありませんよね。
特に耳から自然と入ってくる、それも概念的なものを捉えるのが苦手な療育っ子、改めて納得です!