療育っ子と謎のブーム
「半袖は着ません」からの
「お着替えはいたしません」
梅雨が来る前から、謎のブームが続いていたのですが、
それが今、ようやく解決の兆しが見えてきたので、記事にすることにしました。
我が家の療育っ子は知的障害と場面緘黙症を持つ、小学2年生の女の子です。
しばらく前から、放課後等デイサービスで突然お着替えをしなくなりました。
学校には制服で通っているので、
放課後等デイサービスに着いたら、みんなまずお着替えをします。
娘もちゃんとお着替えをしていました。
着替えの服も、前日に自分で選びます。
それが突然です。
あれ?今日も制服で帰ってきたな。
放課後等デイサービスではまだ話せないため、
先生が予想した「スカートがいいの?」の問いに、「うん」と答えたようでした。
でも娘が利用している放課後等デイサービスでは、
運動をする時間があるので、スカートは履かせられません。
そこでスカートっぽく見える、中にインナーの付いたものを持たせてみました。
それでも着替えません。
「スカートがいいの!」今度はわたしにそう言いました。
ふーん。
なんか大した理由のないブーム的なやつ?
それならそのうち去るか。
最初のうちはそんな風に思って、あまり気にしてませんでした。
それにしても長いブームだな。
ちょっと気になって、開放感あふれる金曜日に改めて理由を聞いてみました。
すると思いがけない答えが!
「制服のシャツの一番上のボタンが固くてやりにくいから」
・・・早く言ってよ。
そう、夏服がサイズアップのため、新しいシャツだったんです。
慌てて足長ボタン*に付け替えました。
*足長ボタンについては、詳しく以下の記事で紹介しいています。
そして思い出したことがもう1つ。
梅雨が来る前、暑いのになかなか半袖を着ようとしなかったんです。
「長袖がいいの!」と言って聞きません。
でもいよいよ暑くなってきて、
さらに暑くて機嫌が悪いんです。
そしてわたしの方が限界に。
「長袖は着させません!」
そして半袖を着させて、やれやれ。
よく考えると、この辺りから、
放課後等デイサービスでお着替えをしなくなっていたことに気付きました。
そう、理由は同じだったんですね。
新しい半袖シャツのボタンが固くて嫌だった。
もう・・なんでもっと早く言わないんだ。
半袖を着ません。
お着替えをいたしません。
こんな謎の2つのブーム、同じ理由がちゃんとあったんですね。
もっと早くちゃんと聞いてあげればよかった。
さて、これでお着替えをしてくれるかな?