療育っ子の知られざる一面
我が家の療育っ子は知的障害と場面緘黙症をもつ小学2年生の女の子です。
これは療育っ子が1年生のときの話です。
そろそろほとぼりが冷めたかと、記事にすることにしました。
子どもが学校でどんな風に過ごしているのか・・
家の外で子どもが属する社会である学校。
そこで見せる顔と、家で見せる顔では時に大きく違ってびっくりすることもあります。
ただ、我が家の療育っ子の場合、
場面緘黙症を持っていて、なんとなく行動の予測がつく。
そんな風に思っていたんです。
それが小学校に入学してからというもの、
連絡帳を通して担任の先生から様子を伺う限り、
わたしの予測を上回る成長を見せてくれたこともあって、
へ~!こんなことができるようになったのか!と驚くことも増えました。
同じクラスの男の子に、仲良しさんがいる、とは聞いていまいた。
その子のおかげで、
娘の場面緘黙症が劇的に緩和していっているのを聞いていたからです。
お友達に恵まれて、ほんとうに良かった!
大人は介入できない部分でも、
子ども同士の関係から、自然と芽を出し育つことの多いこと!
子どもにはかなわないな~^^
そんな風に、
わたしもこのお友達の男の子Aくんに、
感謝の気持ちと親近感でいっぱいでした。
そんなある日。
療育っ子が
「(クラスのお友達の)Bくんにお手紙を書きたい」
と言い出したのです。
Bくんって、初めて聞く名前だけど??
???
「AくんじゃなくてBくん?」
びっくりして、3回くらい聞きました。
「そう、Bくん」
そう答えるので、???と思いながら、Bくんへのお手紙書きを手伝いました。
そしてその後もまた手紙を書くと言って、
結局2回お手紙を書いて渡しました。
そして迎えた参観日。
教室に入って、Bくんを探しました。
見つけた・・・
その刹那、娘が手紙を書きたかった理由を理解したのです。
めちゃくちゃイケメンじゃないですかーーー‼
知らなかった・・・
娘がこれほどまでに面食いだったなんて。
いやもう、
小学1年生のときにこれほど男前なら、成長が楽しみ過ぎるっ!
手紙を渡した時の娘の様子を、
担任の先生から聞いたのですが、
それはもう恥ずかしそうに渡していた、と。
見ているこっちが恥ずかしいくらいの恥じらいっぷりだったそうです。
そして娘からアタックしたなんて、信じられません。
いや、手紙の内容は大したものじゃないんですよ。
宛名と動物のイラスト、そして差出人の名前だけを折り紙に書いたものです。
あ、でも2回目の手紙には
「だいすき」って書いたような記憶が・・・
でもこの「だいすき」って、
手紙を書くときの常套句のようなもので、
大して気にも留めていなかったのですが・・・
もしかしたら、本当に初恋だったのかもしれません。
わたしの知らないうちに、
こんな気持ちを持っていたなんて、ほんとびっくりです。
ちなみに娘からはもう、Bくんに手紙を書きたいと言われることはありません。
本当に初恋だったのか、
初恋が一瞬にして過ぎ去ったのか、
はたまた気まぐれだったのか。
今は知る由もありませんが、
成長して、いつか本当に恋をすることもあるのかな?
ハンデを背負っていても、恋をする権利はみんなにありますよね!
応援してるよー!
・・・そして人知れず、10年後のBくんに会うことを楽しみしている母。笑