不登校 脱却までの道のり11
気付けば前回の投稿から、
3ヵ月くらい経っていました。
長い長い不調のトンネルを抜け、
長い夏休みを経て、
まだまだ長い道のりの中にいます。
この夏休みは、
わたしたちにとっては特別なものでした。
それはこの夏休みが終わると、
不登校になってから1年が経ったことを意味していたからです。
昨年の9月中頃、
長男の不登校が本格的になってきた直後で、
わたしもどうしようもなく、暗い闇の中にいました。
それは長男にとっては
もっと暗くて、重くて、苦しくて、
親子でもがき苦しんでいたな・・・
でも1年経ってみたら、
親子で見ている景色が段々と色味を帯びてきて、長男の表情も明るくて、穏やかな毎日。
長い夏休みの中、
色んな動きもありました。
我が家の激動TOP3は・・
◆第3位
10日間に及ぶ家族旅行への長男不参加
はい、来ませんでした笑
はい、置いていきました笑
でもその間、
長男は自分でコンビニに買い物へ行き、一人暮らしを満喫した模様。
結果オーライってやつで、
家族の関係がグッと良くなったように思います。
うんうん。
がんばったな、長男。
がんばったな、わたし。
◆第2位
英会話を辞める決意が固まった
不登校になってから、
社会との唯一のつながりだった英会話。
先生は大好きだし、
辞めたくない・・
長男に残された最後のクモの糸のように、
行けない日が続いても、手放せないでいた一本の糸。
ようやく吹っ切れたように、
辞めると言い出しました。
レッスンの日が来る度に、
プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、
行けない自分と戦っていた長男。
ようやく、
手放すことができて、ここからまた再スタート。
よくぞ決心した!
◆第1位
我が家ににゃんこがやってきた!
栄えある第一位はやっぱり、この子でしょ!
保護猫ちゃんを譲り受けました。
かねてより猫が欲しいと言っていた長男。
家庭の事情で保留となっていましたが、
この度新たな家族として迎え入れることにしました。
そりゃもうね、かわいい💛
昔々、わたしがうつ病を患っていたころ、
同じように家族が猫を迎え入れることを決めてくれて、どんなに癒されたことか・・・
疲れ切って荒れ果てた心を
小さな子猫がゆっくりと温めてくれました。
今、長男はこの小さな子猫を、
そして自分を大切に、
一歩一歩、確実に歩みだしていると思います。
わたしにとっては
昔自分がお世話になった猫ちゃんを思う気持ちと、今うちにいる猫ちゃんを思う気持ち、やっぱり少し違います。
もちろんかわいくて仕方ないのは一緒なのですが、
猫ちゃんを見ている時も、
猫ちゃんを愛でている長男を見ている、
そんな気持ちです。
ダブルでね、
癒されるんですよ。
近頃の長男からは、
学校に行っていたときの話もチラホラ飛び出します。
当時こんなことがあって、
自分はこんな風に思って疲れた、とか、
時々学校のホームページから、
月間予定表を見てたり、
友だちからもらった手紙にこんな事が書いてあった、とか。
そんなものが
負の感情を含まずに見れている、
そんな気がします。
勉強こそしていませんが、
毎日わたしよりも新聞を読んでいたりします。
今はこれからの自分に必要なものを
そんなものの中からじっくりと考えていく、
そんな時間なのかなと思います。
義務教育を否定するわけじゃないけど、
今の子どもたち、時間が足りてないんじゃないかな。
勉強や部活も大事だけど、
自分の心や感情と、素直に向き合う時間ってなさそう。
思春期って
今まで感じてきた感情に、
理由や物語を付けられるようになる時期なんだって。
そんなものにじっくり浸るようになるから、
親とあまり口を利かなくなったり、
干渉されると反抗したりするんだって。
そんな過程を経て、
自分を確立して、大人になっていくそうです。
思春期の今、
そんな時間を思いがけずたっぷりと持てているなら、
思う存分、とことん大事に使えばいい。
昨年の今頃読んだ不登校関係の記事に、
「不登校はギフト」
そう言っていた記事がありました。
当時はそんなもん、
キレイごとで済まされるかっ❕❕
と、反発したのを覚えていますが、不登校になってから得るものって、確かにある。
どん底に落ちてしまったと思ったけど、
石ころばかりだと思っていた崖の底には
今まで見たこともないようなアイテムだって落ちています。
長男とにゃんこ、
このまま一緒に大きくなぁれ!