不登校 脱却までの道のり⑨
どこへ行くでもないゴールデンウィークが過ぎ、あっと言う間に5月も残すところ1週間となりました。
好調を取り戻した4月、
そのまま連休に突入したような感じでした。
日中家族が揃うリビングにやってきて、
久しぶりに家族揃って食事の時間が取れたり♪
そしてコロナ禍になって、
久しぶりに夏休みの旅行を計画したりしました。
旅行、来てくれるかな・・と心配したものの、随分と楽しみにしてくれているようで、嬉しい♡
そして連休が終わり、日常が戻ると・・
一転してまた不安定な様子。
不調と好調を繰り返しながら、
長い目で見れば、右肩上がりであればそれでいい。
頭で分かっていても、心配になるものですね。
そんな中でも良いことはあるものです。
先週、同じ部活の仲良しくんたちが、また手紙を持って訪ねて来てくれました。
これがまた、すごく良い子たちで!
長男には会えなくていい、
プレッシャーをかけたくないから、お母さんと少しお話して、手紙を渡してくれたらいいって。
それでもって、
学校でヘンな噂は立ってないし、
仲良かった友達から、どうしてるん?と聞かれることはあっても、
「色々あるんっすよ~」
って答えてます、って。
前回はちょうどバレンタイン時期で、
手紙と一緒にお菓子も持ってきてくれて。
こんなに良い友だちがいるってことが、
本当にあの子の宝だと思います。
わたしにとっても。
あの子たちと話していると、
こんなにも良い友だちがいるにも関わらず、学校に行けなくなってしまったことの重みを改めて感じます。
それほど長男にとって、
ツラい場所になってたんだと思うと、
学校に行けなくなるもっと前から、ギリギリの状態だったのだと気付かされます。
きっと、
いろんなものを天秤にかけて、
その天秤を一番重く支えてくれていたのが、友だち。
それをも超える暗くて重いもの・・
そりゃ、ちょっとやそっとで、立ち直れるわけもないか。
友だちが訪ねてきてくれるちょっと前まで起きていたので、急いで部屋に行って、
「ちょっとだけでも窓から顔出せん?」
って聞いてみたけど、
「・・ムリ」
そうだよねぇ、まぶしんだよね、きっと。
合せる顔がないって、
こういう気持ちだよね。
友だちは頑張ってる
自分は頑張ってない
そんな風に思ってるなら、
それは大きな間違いだよ。
友だちもあなたも、それぞれの場所で頑張ってるんだよ。
「あんまり頑張る過ぎないで、ふわ~っと行きよ~」
友だちの去り際、
オバちゃんはつい、そんな声をかけてしまいました。
まぎれもなくわたしの本音だけど、
彼らにとって、それが良かったのか・・帰ってから悶々としました。
応援や励ましって難しい。
頑張れ!が追い風になるとき。
頑張れ!が着火剤になるとき。
頑張れ!がプレッシャーになるとき。
頑張れ!が嫌味になるとき。
・・・
長男、あなたはね、もう頑張らなくていいんだよ。
今せっかくあるこの時間。
めいっぱい自分のためだけに使ってね。