不登校

不登校 学校に行ってほしい⁉

その気持ちの裏に潜んでいた親の心理

長男が学校に行かなくなって、丸2か月が経ちました。

もとより、
学校なんて命をかけてまで行くところじゃないと思っていたにも関わらず、

いざ押しても引いても学校に行かない長男の姿に、
早く学校に復帰してほしいと心の奥底で願ってしまい、
勉強に遅れをとらないようにと勉強させようとしたり、
朝起きられるようにと躍起になったりしていました。

わたしが躍起になったところで、
長男の状態は良くなるどころか、ますます悪化。

そんな負のスパイラスから抜け出したのは、
不登校になった子どもの心理がストンと自分の中に落ちてきたからでした。

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子どもがなぜ今不登校になっているかが理解できて自分が落ち着くと、色んなことが見えてくるようになりました。

子どもが不登校になると親はとっても辛いです。

もうこれは
経験したことのない人には計り知れないほど、
痛くて苦しくて、絶望の崖っぷちに立っているような気持ちです。

でもここから抜け出すことができた今、
あの時の辛さの根源は、

学校に行ってほしい

そう思ってたことにありました。

正直なところで学校に行ってほしいと願う自分と、真逆にいるのが不登校の長男。

大事に想う人が、
自分の願いと相反することをすると、心が乱されるものです。

もちろん学校に行ってほしい、と思うこと自体は間違いじゃないと思います。

じゃあなんで学校に行ってほしいか、ってことですが、

義務教育だし

勉強に遅れると受験も心配

受験できないとこの子の将来は・・

周りの目も正直気になるし

こんな感じだったと思います。

じゃあ

なぜ今、こんなにも学校に行ってほしいのか

というと、それは、多分、

自分が苦しい状況から脱するのに
一番確実な方法だから

究極、これじゃないかなと思ったのです。

今自分が辛くて、悩んでるのは、

子どもが学校に行ってないから。

これこそが辛い原因です、間違いなく。

だから長男が学校に行くことで、わたしの悩みはすべてマルっと解決するのです。

でも実際に学校に行くのは、わたしじゃなくて長男です。

そしてほんとの困難に直面してるのも、
わたしじゃなくて長男です。

心理学では、「課題の分離」と言うそうです。

わたしは長男の幸せを願っているのであって、

学校に行くこと自体を願っているわけではないと。

学校にちゃんと行った先に、
子どもの幸せがあると信じているから、
学校に行ってほしいと思う訳なんですが・・

でも実際には長男は今、
学校という場所にいて幸せがあるか、というと
行けなくなるほどツラい場所だから、不登校なんですよね。

そんなにツラい場所になってるなら、
今無理して行かなくてもいいんじゃないかな。

大事なのは、『今』だと思うから。

『今』をおろそかにして、長男が生きたい未来はないと思うのです。

長男のことが大切だからこそ、
自分の分身のように同じ痛みを感じるのだろうけれど、

長男は長男であって、わたしではない。

当たり前のことだけど、
気持ちの上で分けて考えるのは、すごく難しいです。

でもこれって、もしかして子離れの基本!?

不登校を乗り越えた先、

長男には自分で将来を切り開く力が、

わたしには程よく子離れできる力が、

備わっているのかも!

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