難しい・・子どもの尿検査 ~母たちの工夫~
新年度が始まると押し寄せる学校健診の数々。
その中でも自宅で朝一番のおしっこを採らなければならない尿検査は悩みの種。
今回はそんな尿検査を乗り越えるべく、母たちが編み出したキラリと輝くアイデアをご紹介します!
目次
いつもと違うとおしっこが出ない⁉
学校から配られる尿検査のキットと言えば、紙で折って作る採尿コップと提出用の容器ですよね。
この採尿コップを使っておしっこを採ろうとすると、着座でする場合は特に本人の協力が欠かせません。
我が家の娘の場合は、
さあ検査ですよ!というプレッシャーとともに、
いつもと違う感じでトイレをするということが、
大きな緊張となっておしっこが出なくなります。
おしっこが出ない原因 トップ3
- 決まったポーズでないとおしっこが出ない
- 普段と違う空気を敏感に察してできなくなってしまう
- 採尿にスタンバイする母の威圧感
統計を取ったわけでもなく、
個人的な印象にすぎませんが、結構的を得てると思います。
そしてトイレトレーニングの時に痛感しましたが、
おしっこを出そうと本人が意気込むあまり、出口をキュっと閉めてしまうという逆の筋肉を働かせてしまうことで、結果的におしっこしたいのに出ない、ということもあります。
そして今回、我が家は尿検査初日に失敗したのですが、
その原因を思い返してみると、やはり上述のトップ3で説明がつきます。
特にわたし(母)のおしっこを採るんだ!というモーレツな威圧感・・
反省はしているのですが、登校時間が迫る中、
同じくプレッシャーに弱いわたしは威圧感を消せませんでした・・
これでは子どもはリラックスしてトイレなんてできませんよね・・
ですが、裏を返せば、
・いつもと同じポーズで
・母が威圧することなく
・なるべく普段と同じ空気感で
できれば、採尿できるということです!
そこで、初日の反省を活かし、尿検査予備日に実践した工夫をご紹介します。
改善点もあったものの、採尿自体は無事にクリアしました。
また、母たちの尿検査談義で教えてもらった、素晴らしいアイデアについてもご紹介します。
おしっこを採る!アイデア編
トイレに一工夫 その1
バーベキューの時などによく使う、ボウル型の紙皿。
これを新しい取手付きのビニール袋の中に張り付けたものを用意しました。
取手付きのビニール袋は、
左右の取手と上下のベロ部分があるので、スーパーの買い物袋サイズでも便器内にしっかり張り付けることができます。
子どもはいつも通りのスタイルで用を足すだけ♪
見た目に違和感があって、いつもと全く同じという訳にはいきませんが、
座ってしまえば見せませんし、便座に直接貼らないので、座り心地も同じです。
我が家ではこの工夫で尿検査を乗り切りました。
ですが改善点もあります。
・テープで貼り付けるため尿検査が終わるまで家族がトイレを使えない
・「おしっこ!」と言われてすぐに取りつけができない
・使用後の紙を便器に入れられると困る
そこで、友人が教えてくれた素敵アイデアのご紹介です。
掲載を許可してくれてありがとう♪
トイレに一工夫 その2
ラップを洗面器に沿わせて巻き付けたものを、そのまま便器内にセットする方法です。
ラップを巻き付けるのは、検体の衛生面と洗面器保護の観点からですが、
使用前後できれいに洗えば必ずしも必要ではなさそうです。
ポイントは自宅トイレの便器の大きさに合った洗面器を使うことです。
友人が勧めてくれたのは、以下のような涙型の洗面器です。
便器内の形にフィットするため、おしっこをうまくキャッチしてくれるそうです。
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上記は一例ですが、100均などでも見かけることがあります。
このアイデアは、我が家の工夫で見えた改善点を満たしてくれます♪
便器にポンと置くだけなので、
「おしっこ!」と言われてすぐにセットできます。
そのため、ラップさえ巻いておけば、直前までセットする必要がなく、家族もトイレが使えます。
また、便器と洗面器は密着しているわけではないので、使用後の紙問題もクリア。
ちょこっと置いておくくらいのスペースができるそうです。
素晴らしい!
我が家も涙型の洗面器を用意しようと思いました。
採尿パックは難しい・・
さて、オムツを使用してる際の尿検査と言えば、手渡されるのが「採尿パック」ですよね。
これ、わたしはうまく使えた試しがなく、
かつ強力な粘着力でかぶれてしまった苦い経験があります。
そして女の子に採尿パックを張り付けるのは、男の子よりも難しいです。
我が家は上が男の子ですが、上の子がオムツの時代、
病院で採尿パックを貼ってもらって、成功した経験があります。
ですが、娘のときは、一度も採れなくて、
肌の弱い娘はかぶれまくり、
確か3歳児健診でも検査を受けられなかった記憶です。
そんな中、今回の母たちの尿検査談義で、
キラリと光るアイデアを教えてくれた友人がいます♪
掲載を許可してくれてありがとう!
紙おむつに画期的な一工夫
採尿パックもそうですが、
紙おむつの中にいつもと違うものが入っていると、安心しておしっこがでないもの。
そこで、
普段使っている紙おむつの給水ポリマーの一部をコットンにすり替えておく方法を教えてくれました。
翌朝、紙おむつからコットンを取り出し、
おしっこを搾り取って採尿する、という画期的なアイデアです。
友人のご厚意により、作り方をご紹介します。
*無断転用・転載はお控えください
この方法だと、オムツの履き心地が一切変わらないため、
いつも通り、安心しておしっこしてくれます。
脱脂綿を配置する場所は
男の子の場合はオムツの前の方、
女の子の場合は給水ポリマーの真ん中あたり、など
普段のオムツ交換で、いつも一番給水している場所を交換しておくといいですね。
ただし、給水ポリマーを抜きすぎると、オムツから漏れてしまいますので、抜きすぎには注意してくださいね。
まとめ
採尿さえうまくできれば、尿検査は終わったようなものです。
子どもがストレスなくできる方法は、
検査がスムーズに終わるだけでなく、
何より大きいのが親がストレスフリーな点です。
そうしたら尿検査だ!と身構えることなく
子どもを威圧することなく(笑)
できたね!と笑顔で検査を終わらせることができます。
子育てしているといつも笑顔で、なんていう訳にはいきませんよね。
つい苛立ってしまったり感情に任せて怒ってしまう毎日ですが、
子どもも一歩ずつ成長していくなら、
少しの工夫で笑顔でいられる時間を増やしていく、
親もひとつずつ知恵を付けていけばいい。
そう思います。
最後に欲を言うなら、
いつか尿検査なんてすいすい~!っとできる日が来ると良いな^^