脳の男女差 我が家の場合
男性と女性で考え方が違うのは、脳の構造が違うから。
そんな話を聞いたことはありませんか?
女性は男性より脳梁と呼ばれる部位が広く、
感情的になりやすく、おしゃべりだと言われていたことがあります。
これは1982年、かの有名な科学誌「サイエンス」に掲載された論文が元になっていると言われています。
また地図を読んだり、空間認識が苦手なのは、女性脳の構造の問題だ、などと言われます。
でもこれらの情報、最近の専門家たちの間では疑問視されているとか。
・・・わたしはずっと信じていました。
だってまさしくわたしたち夫婦がこの典型例だからです。
わたしは感情にのまれることが多く、車庫入れも下手で方向音痴。
夫はひたすら冷静で、因果関係や解決策ありきで話をし、車の運転も車庫入れも上手。
さらに先日、我が家の上の子にこんなことを言われました。
「お母さんはときどき感情に任せて怒るよね。
そんなときは論理が組み立たないから反論しても無駄だと思っている」
と。
また耳鼻科を受診したある時、
駐車場がとても混んでいて、出るのに苦労しそうな場所しかあいておらず、とりあえず停めて診察を待っていました。
わたしは運転が下手なので、
車が出せるかどうかとずっと気をもんでいて、ソワソワしてブツブツ言っていました。
するとやはり上の子が、
「もうすぐ診察時間が終わるから、
帰る頃には周りの車もなくなって出られるようになってるさ」
と。
これは・・
単なる性格の違いなのでしょうか?
確かに世の中には運転や車庫入れが上手な女性もいますよね。
そして感情的でおしゃべりな男性も確かにいます。
でも車で走っていて、予測不可能な動きをするのは圧倒的に女性が多いように思う、と夫が言います。
危ないなと思う荒い運転をする男性も目につきますが、
夫曰く、動きは予測がつくので回避できる、と。
でも決して危ない運転をしているわけではないのに、
不可解な運転で、結果としてこちらがヒヤリとすることがあるのは女性が多い、と。
ハンドルを握る女性として反論すると、
不可解と言われる運転にも、理由があるんだと言いたい。
でも男性からすると理解不能な動きをしているみたいです。
男性だから、女性だから、と論ずること自体、
ナンセンスなのはよく分かっています。
でもうちの家族においては、
この法則がピタリとはまっていて、「だからしょうがないか」って思っちゃうのです。
子どもに対してストレートに愛情表現ができるのは、
やっぱり母親=わたしの方です。
感情に任せて怒ることもあるけれど、
思いっきりの愛情表現だって、夫より得意です。
対する夫は感情的に怒ることは滅多にないので、
我が家の療育っ子は甘えたい放題・わがまま放題な面があります。
そして成長して状況理解ができるようになった上の子は、
お父さんが怒るとめちゃくちゃ怖い、と言います。
普段、感情的に怒らない人が、怖いくらい怒るときは、相当ヤバいんだと自覚しています。
ところが先日、
わたしと上の子の間でバトルが勃発し、夫に間に入ってもらうことになりました。
夫はわたしの言い分と矛盾しないように、
上の子の間違いを正せるように、
すごく考えて話をしたみたいですが、
考えすぎてうまく伝わらず、
「脳細胞と老化の話しか記憶に残っていない」と、
和解した後で、わたしにこっそりと打ち明けてくれました。
*夫はガチガチの理系人間です
申し訳ないけど、笑ってしまいました。
一生懸命話してくれたのに、ほんと申し訳ないのですが。
男の人同士の話って、ときどき食い違っていたり、
話の重要項目をどこに置くかがお互いに違っているために、
大事な部分の意見交換ができていないことがあったり、
逆になんでそれでうまく伝わってるの??って不思議に思う時もあります。
わたしの知る範囲では、に限られますが。
我が家は男2人女2人の4人家族ですが、
子どもたちが大人になったときに、4人でどんな会話をしているのか。
今から興味津々です。