しあわせの感じ方
みなさん、世界における日本の幸福度、現在何位かご存じですか?
以下、Googleからの引用ですが、
”ここ数年の日本の順位の推移を見てみると、5年間で46位から58位へ、
そして今年は62位と徐々に順位を切り下げています。 ”
予想以上に低いと思いませんか?
ちなみに、上位を占めているのは北欧諸国だそうです。
世界的に見ても、恵まれた環境のはずの日本で、なぜこんなに幸福度が低いのか。
そもそも、幸福、しあわせって何でしょうか?
しあわせの基準とは、おいしいご飯が食べられるとか、
大好きな人と一緒にいられる、とか、好きな仕事が続けていられる、とか
人によってさまざまな尺度があります。
他人から見れば些細なことでも、わたしにとってはこれがしあわせ💗
というものもたくさんありますよね。
では、しあわせかどうかを誰が決めるのか、というと、
それは自分です。
当たり前なことを書いているようですが・・
今の日本、
たくさんの災害があって、ほんとうに辛い思いをされた方、
自分の力ではどうすることもできない環境下におられる方、
ニュースを見ていると、心が痛くなることも確かにすごく多いです。
ですが、どんな逆境の中にいても、しあわせを掴む権利はあって、
もしどんな状況にいても、しあわせを感じ取るセンサーがうまく働けば。
そんな思いでこの記事をまとめ始めました。
しあわせ物質は増やせる?
以前、とあるテレビ番組で、
(随分前の番組で、番組の詳細など忘れてしまいましたが・・)
しあわせ度に焦点をあてて、一定秒数のハグでしあわせ度が上がることを検証した番組がありました。
その番組内では、ハグの前と後で、しあわせ物質を定量し、
ハグの後では多くの場合、しあわせ物質が増え、思考が前向きになった、という結果でした。
日本人は、あまりハグしませんよね。
これも幸福度に関係あるのか、と思いましたが、
わたしが気になったのは、そこではなく、
『そもそもしあわせ度が高い方がいた』ことです。
そのご本人もおっしゃっていましたが、
ほんとうにストレスとか、不満とか、感じにくいそうなんです。
そのテレビ番組には、専門家のお医者さまも出演されていましたが、
ここまでしあわせ度が高い方は珍しく、そういらっしゃるものではないそうです。
でも、これがしあわせを感じやすい「体質」なのだとしたら。
身体の使い方次第で、しあわせを感じやすい状態を作り出すことができるのではないかと思うのです。
嗅覚反応分析では、
体質とは状態であって、環境要因つまり身体の使い方や、日々口にする食品や運動などを見直せば、体質は変えられることをお伝えしています。
では、しあわせ度を上げる身体の使い方、これを分析してみたいと思います。
しあわせ物質「セロトニン」
最近、よく聞く名前となった物質、セロトニンについて、Googleからの引用です。
”セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。
セロトニンが不足すると脳の機能の低下が見られたり、心のバランスを保つことが難しくなります。
セロトニン不足は、ストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になりうることも知られています。”
事実、抗うつ薬にはセロトニンにターゲットを絞った薬もあって、脳内のセロトニンの量を上げることで、気分を上げることが検証されています。
そもそもセロトニンとは、体内で合成される神経伝達物質なのですが、体内で合成するためにはそのための必要条件があり、ストレスなどをため込みやすい状況下ではその必要条件が揃いにくい状態であるとも言え、本当に必要なときには合成されにくい状態になっているということです。
従って、
必要なときに、必要量を自分の中でキチンと作れるようにコントロールすることが、しあわせを感じやすくする「体質」を手に入れるヒントになりそうです。
しあわせ物質「セロトニン」が合成されるには
しあわせ物質「セロトニン」の合成を、工場に例えてみます。
体内に当てはめてみると、以下のような役割分担になっています。
◎工場長=脳(指令を出す)
◎工場=小腸90%、血小板8%、脳内2%
◎材料=アミノ酸の一種、トリプトファン
この3つ、すべてが効率よく働いてこそ、セロトニンが必要量作られる、ということになります。
*この他にも必要な補酵素などがあります。
では、セロトニンを作り出す工場を稼働させるためには、以下の工程が必要になります。
- 工場の整備=交感神経がうまく働いていること
- 工場のスイッチを入れる=朝日を浴びること
- 材料を確保する=アミノ酸(トリプトファン)を摂取していること
- 工場長が監督する=脳の働きが十分であること
この4つの各項目の対策としては、
- 筋肉を意識して使う
身体を温める(体温を上げる)工夫(熱いお風呂や食べ物)など - 積極的に朝日を浴びる
- 大豆製品(豆腐、納豆、しょうゆ、味噌など)
乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルトなど)
卵など、トリプトファンを含む食品の摂取を心掛ける - DHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸を摂取する
読書をする、など
これらが1つでも欠けると、セロトニンの合成は滞ってしまうと言えます。
逆に言えば、セロトニンの合成が滞っている場合、どこかに不足がある、と言えます。
ですので、この4つをすべてやらないといけないわけではなく、自分に足りないところ、を補えばいいのです。
普段の生活の中で、足りていないと感じるものがあれば、そこを意識して取り入れると良いと思います。
(ちなみに、多価不飽和脂肪酸や、特定の食品ばかり摂取することは栄養素の偏りや過剰摂取につながりますので、摂りすぎには注意が必要です。)
意識や状況をすぐに変えることは難しくても、
日々の身体の使い方をちょっと変えるだけで、しあわせを今より感じることができたら。
そんな「しあわせ体質」を手に入れるお手伝いができれば幸いです。
もしご興味を持たれて、自分の体質をより詳しく分析してほしいという方は、嗅覚反応分析の各キットをぜひ一度お試しください。